『GACKTの勝ち方』の感想|GACKTの稼ぎの秘密はマインドにあった!


GACKTさんが2019年8月に初のビジネス書として『GACKTの勝ち方』という本を出されました。

ちなみにGACKTさんはこの勝ち方の中でお金を稼ぐ方法も語っています。

まぁ、ファンあってこそだと思うんですが、ファンをどのようにお金に変えていくのか?という部分も赤裸々に語っています。

ファンの人が見たらちょっと嫌な気分になるかもしれませんが、

GACKTさんにお金を貢いでいるという認識があるのであれば非常に興味深いものになっていると思います。

ちなみに、最初に暴露しちゃいますが、皆さんが知りたいであろうスピンドルなどの話はありません(笑)

そういったやり方よりも、普遍的に負けない=稼ぎ続ける為の秘密を語ってくれています。

その秘密というのはGACKT流のマインドといっても過言ではないでしょう。

 

Contents

 

感想:GACKTが稼ぎ続けられる秘密はマインドだった!

 

最初に全体の感想としては、本をよく読む人には読みづらい構造となっています。

これはおそらくGACKTさんが意図したところだと思います。

スマホをよく見る世代にも届くように工夫されているんだと思いました。

※GACKTさんがツイッターなどで呟いていたら把握しておらずすみません。

そう、このGACKTの勝ち方は、縦ではなく横に書かれています。

これを言うと私の世代がわかるかもしれませんが、昔、Yoshiさんの『Deep Love』のような仕掛けですね。

あと、残念な点として、ぱっと見、全体がまとまっていない感じがするんですよね~

この『GACKTの勝ち方』に編集者がいらっしゃったら申し訳ないんですが、

巻末を見てみると編集者らしき方の名前がないので編集者がいないのかな?と思ってしまいました。

これは編集者がいたほうが読みやすくなったんじゃないのかな~と、

非常に心に響く内容を書かれているのに残念です。

ちなみになんでファンの方々がこの『GACKTの勝ち方』を読むと少し残念に思うかもしれません。

それは、この『GACKTの勝ち方』の中にお金をどうやって稼ぐか?という部分についていろいろ記載があるからです。

GACKTさんは『GACKT』というブランドをつくり上げて、そのブランドからマネタイズしています。

そのマネタイズするために『ファンを作ろう』と言っています。

その例として、こういう一文がありました。

ファンを大切に思っている自負がある。
そして、

そのファンを大切にすることさえも、

結果、マネタイズに繋がっていく。

一例をあげれば、

この前やった限定ライブ。

会場のキャパは2000人程度で箱は異常に小さい。

だが、一番安い席で3万円、VIP席は300万円。

ファンクラブ限定のそのライブは

瞬間で完売。

引用:GACKTの勝ち方

こういう内情を話してもついてきてくれるファンを増やすことがビジネスで大切だ!とおっしゃっています。

そういうファンを作ることをGACKTさんはこの『GACKTの勝ち方』で推奨しています。

これ以外でも『GACKT』という存在自体を全てマネタイズしていると語っています。

ただ、これはどちらかというと『How To』の部分であって、どれも端的にしか語られていません。

そう、この『GACKTの勝ち方』というのは上記のようなマネタイズの方法を詳細に書いている本ではないんです。

この本の中で多く語られているのは精神的な話が多く、一番のキーとなっているのは『覚悟』だと私は思っています。

その覚悟(=マインド)を持つことこそがGACKTさんがお金を稼ぎ続けられる本当の秘密なんだと思います。

覚悟があればここぞという場面で勝負して負けないし、覚悟があるからこそ行動し続けられる。と。

結局、考えてかつ行動を起こし続けたものだけが、公私ともに褒美受け取ることが出来るということでした。

『GACKTの勝ち方』の全体の流れ

 

GACKTの勝ち方』では、あえてだと思いますが、目次などを作っていません。

が、章分けはされています。

そちらをご紹介すると。

はじめに

 

第1章…人生をマネタイズ

音楽をマネタイズ
実業家GACKT

 

第2章…GACKTの勝ち方

GACKTという、覚悟
行動
仲間

 

第3章…メンタルリセット

ネガティブをポジティブに
【コイツ…ヤベェ!】と思わせろ。

 

※最後にはGACKTさんが現状取り組んでいるプロジェクトについて解説しています。

というように分かれています。

第1章ではマネタイズの方法を概要だけ語っていますね。

第2章~3章では、GACKTさんの精神論というか負けない考え方を主体で書かれています。

『GACKTの勝ち方』で心に刺さる5つの言葉!

 

『GACKTの勝ち方』で私の心に刺さった言葉を5つピックアップさせていただいマス!

ちなみに人によって変わってくるかもしれません。

GACKTは二歩先を歩くボク自身のメンターでもある

 

自身を、ファンのメンターであると公言するGACKTさん。

その姿はカッコいいですが、それよりもこの『GACKTは二歩先を歩くボク自身のメンターでもある』という考え方。

昔、矢沢永吉さんでも同じことがありましたね。

「俺はいいけどYAZAWAが何て言うかな?」

地方でのコンサートで、スタッフの手違いによりスウィートルームではなく、ツインルームが用意されてしまったときに飛び出した名言

引用:https://www.kkbox.com/jp/ja/column/reviews-0-23-1.html

と同じようなことだと思います。

自分の理想とするもう一人の自分を他に立たせて、

日々の忙しさやつらい逆境などに負けそうになった時、

そいつが時は鼻で笑って挑発してきたり、励ましてきたりとか、自分を客観的に見て、かつ鼓舞する存在が必要という考え方だと思います。

そういったもう一人の自分がいるからこそ、負けそうになった時に、自分を奮い立たせられるのだと思います。

覚悟

 

GACKTさんがこの本の中で一番書きたかったのはここじゃないか?と思うほどです。

この『覚悟』という言葉を使う回数が群を抜いて多いです。

GACKTさんの覚悟もそうですし、この本の中で紹介されているKさんもそうです。

簡単に説明すると、Kさんはあるグループのリーダーで

150対1の喧嘩をしに行って、何事も起こさず無事に帰ってきたという話。

その中に出てきたのは、本当はないはずの銃を持っているふりをして

150人のリーダーと話して、その場を収めるという覚悟。

この覚悟があるからこそ何か不測の事態があった際にも対処できるようになりますし、

日々の自分のポジションを取る際にも活きてくるという話でした。

ただ、GACKTさんの場合は覚悟だけではだめだと語ります。

その覚悟をさらに活かすためには、次のようなことが必要になってくるんだ!と。

強靭な覚悟を持ったハーフブラフ

 

上で覚悟での勝ち方を少し語りましたが、

このGACKTの勝ち方ではそれだけではいけないと書かれています。

どういうことか?というと、

覚悟だけもってブラフを続けていると、

いつしかオオカミ少年と同じになってしまう。

そのブラフに至るまでのストーリーとドラマがとにかく重要で、

そのブラフを使う勝負までにどう自分が立ち振る舞ったか?という、その場において自分がどういう存在として認識されているかが重要。

ということです。

上のKさんの例でいうと、

150人相手に1人で喧嘩なんて正気の奴なら来ない。

 

でも、その喧嘩に来たKは少し狂ってる。

 

そんな狂っているやるが銃を持っていて『ヤル』といっているから、これは本当だろう。

 

だって狂ってるんだから。

その場に至るまでにすでに勝負がついているような状況で、そこで覚悟を持ったブラフで嘘を本当に思わせて形勢逆転する。

というような話です。

ただこれには結局、日々の努力を積み重ねていくことが大切で、

その積み重ねと、かつ自分をしっかりブランディングすることによって、

最後の最後、覚悟が活きてくるという話ですね。

結局、覚悟だけでは何もできなくて、日々の過ごし方でどうやって自分のブランディングをしてくか?というのが大切ということだと思わされました。

【知・覚・動・考】

 

【知・覚・動・考】

これは成功する人の思考パターンだそうです。

「とも(知)・かく(覚)・うご(動)・こう(考)」

ということです。

成功に続く道の第一歩を【踏み出す】ことが大事で、

日々の生き方で思考の9割が決まり、

その思考にすべての人間の行動が支配されているということでした。

結局、うじうじ考えても何も始まらない。

動いて失敗したら、失敗したという経験ができるということ。

次に同じ失敗をしないようにすればいいだけということです。

最後は

【迷ったら、しんどい方】を選択する

 

これは、日々の生活の中で何かを選択する際に

【常にツラい法を選択し、怠らない】というのことを生活の基盤にすることによって【ラク】を捨てること。

楽しいことは【ラク】なこと。

ラクではないけど、そうすれば報われることがあるということだそうです。

これは聖書でもあるように、

「狭き門より入れ。滅びに至る門は大きく、その道は広い。」

と同じことだと思いました。

結局、人間なので楽なことを選びたくなりますが、

楽なことを選んでも自分の人生を前進させることはできません。

日々の努力こそが自分の人生を前進させるものだと思います。

ブログであれば、今日はしんどい、とか、今日は眠い、とかありますが、

 

それで書かないという選択は楽ですが、何もすすめていません。

 

逆にそこでブログを書くというのはしんどいことですが、

 

ブログを書くことによって収益につながることもあります。

こういう風に迷ったらしんどい方を選択していくのが人生には大切ということですね。

ちなみにここまでが、第2章の『GACKTの勝ち方』です。

最後の第3章もいい言葉はあるんですが、私的に心に刺さった言葉を5つ選ばせていただきました。

『GACKTの勝ち方』の次作に書いて欲しいこと!

 

ここからは完全に私の願望になってしまうんですが、

今後でいいのでスピンドル事件のことなども語って欲しいです。

スピンドルを実際売り抜けているかどうか?は、まぁ、別にして。

スピンドルとはどういうものだったのか?

広告塔をしていた時や、その後、スピンドルの会社から

SPINDLE プロジェクトの Asia Strategic Adviser である大城氏に関する
一連の報道が著しく SPINDLE の社会的な信用を毀損し、プロジェクトの推進を妨害
するものと判断し、厳正に対処すべく処分の検討を進めてまいります。

引用:https://spindle.zone/release/201807-09/PressRelease_20180906_Shincho.pdf

というように、はしごを外された時のことを語って欲しいです。

おそらくですが、この『GACKTの勝ち方』という本さえも、GACKTというブランドを作るためのものだと思います。

だからこそ、そういった失敗なような側面はあまり見せず、

スマートな部分だけを語ったのかな?と思います。

この『GACKTの稼ぎ方』でキーワードとなっていると思っている『覚悟』

その覚悟を持って、どうやってスピンドルのようなマイナス面から

這い上がってきたのかGACKTさんのマインドからの復活劇(稼ぎ方)も読んでみたいと思いました。

そっちのほうが絶対ファンはつくと思うんですよね。

そういった意味も込めて、次回はしっかりとした編集者を入れての続編を希望です。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。